漢方と四柱推命
普段から健康に関心をもっとるわいたちは、よく『体質』ちう言葉を使ったり聞いたりしまんねん。
あらたまって、では、「体質ってナニ?」と尋ねられると、オノレではなんとなくわかっとるつもりでも、人にうまく説明がでけへん人も結構多いのではおまへんでっしゃろか。
体質のことをいろいろ考えたり考慮するのは、漢方を理解しとる東洋人特有のことなのかもしれまへんな。
実は、西洋医学の分野では、『体質』ちうものはほとんど考慮されておらへんのや。
たとえば、クスリの処方やね。小柄で痩せた女性も、メタボリックに太った男の人も、青年から老人まで性別年齢体型に関係なく、大人ならどなたはんでも基本的な投薬の量は同じや。
市販の薬の外箱には、「用法用量を守ってお飲みおくんなはれ」と書いてあるだけで、痩せこけた人はちーとばかし少なめに、とかアブラギュッシュなオヤジちびっと多めに、とか書いておまへんねん。
一方、漢方の世界、東洋医学では、問診をしたり脈を診たりして、その人の体質をよく診ることが基本になるんや。
それぞれ、顏かたち、体型、個性がちゃうように、人生いろいろ、体質もいろいろや。
せやから、みのもんた、がってん、あるある大辞典やないけれど、ナントカに効いた!とか大げさに宣伝された健康食品(健康成分)がよい例やで。ある人にとっちゃあ効果があっても、別の人にはまるっきし効果がない、ちうことはよくあることや。
それと、なんぼ食うても太らへん人もおれば、水を飲んでもぶくぶく太る人もおる。身近なトコでわいたちは『体質』ちうことをすごく実感しとるのではおまへんでっしゃろか。
ああ、それなのに、それなのに…
用法用量をよく守るだけの西洋医学のクスリのように『体質』を無視した健康法ちうのは、正味のハナシけったいなもんやで。
オノレの体質をよく分かっておらへんと、食事するにも、健康食品選ぶときにも、健康のため一所懸命努力してやっとることであってもやね、もしオノレの体質に合わんものやったら、身体にエエどころか、害になることさえあるわけなんや。
その点、東洋人であるわいたちは、『体質』を考慮することの大切さについて直感的にわかっとるトコロが唯一の救いだと思うで。この体質の診方こそ、これこそが東洋医学漢方の一番大事なトコ、根本原理や。ね
あとは、漢方の考え方、理論をよく理解して実践するだけや。
しっかりベンキョしとってや~。
で、漢方では、宇宙森羅万象、自然万物を陰と陽に分けて考えまんねん。陰陽は固定されたもんやのうて、季節が移り変わるごとくたえずえず変化しとるのや。
陰陽のシンボル=太極図をみれば分かるように、陽中にも少陰が、陰中にも小陽が存在していまんねんわ。
すなわち自然万物世界は、絶対的な陰とか、絶対的な陽ちうものは存在せず、すべては相対的関係でなりたっとるのや。
このことからわかるように、陰と陽のバランスが保たれとるのが理想の状態であって、陰や陽、どちらかに偏っとるのは自然な状態とはいえへんのや。
このバランスの偏りをみながら、その人の独自の『体質』タイプを判断してやね、大過(実=じつ)、多すぎるものと、少過(虚=きょ)、不足のものとのバランスを調整するのが、漢方の基本的な考え方や。体質を診るポイントは、熱と寒、乾と湿、昇と降、実と虚や。
『実』は、余分なものが身体にたまっとる状態で、『虚』ちうのは身体に必要なものが不足しとる状態をええまんねんわ。
ほなら、具体的にオノレのタイプを調べてみまひょ。
該当するものが、3つ以上あればそのタイプ。
2つ以上で、そのタイプの傾向があるといえまんねん。
両方に該当する場合は、該当する数の多い方をタイプとしてみておくんなはれや。
【熱】
暑がり、夏が苦手、冷房が好き、冷たいものが好き、薄着、赤ら顔
【寒】
寒がり、冬が苦手、冷房が嫌い、温かいものが好き、厚着、青白い
【燥】
かさかさ、ぱさぱさ、顔色が悪い、分泌物が少ない、コロコロ便、貧血
【湿】
ぽっちゃり、しっとり、色白、むくみ、汗をかかない、分泌物が多い、天気に左右される
【昇】
イライラ、のぼせ、赤ら顔、めまい、高血圧、便秘、落ち着きがない
【降】
落ち込みやすい、出不精、立ちくらみ、下痢、内臓下垂
【実】
声が大きい、おしゃべり、体力がある、高脂血症、不眠、せっかち
【虚】
疲れやすい、おとなしい、風邪を引きやすい、無理がきかない、胃腸病
さあ、どうでっしゃろ?
チェックしてみて、殆ど当てはまらなかったちう人は、どちらにも偏りがなく、バランスが取れとる状態や。
どエリャーすんばらしすんばらし!
問題なのは、該当する項目がどちらにもある人や。
【熱と寒】、【燥と湿】
【昇と降】、【実と虚】
どちらの症状もあるちう方、おらへんか?こういうお方が、健康か不健康かを一番判断しずらいタイプなのや。
見た目は健康に見えるんや。
けどな、漢方の視点で診ると思いっきり不健康やったりする。
見た目では、健康か不健康かは判断でけへん、どエライ厄介なタイプなんや。
毎日エネルギッシュに仕事しとるようなお方で、何十年も病院に行ったことがないような見た目健康体質のお方が、ある日突然倒れたりするような…
こないなお方は、身体の中に相反する状態が混在しとるため、診断も難しく、治療にも時間がかかるんや。
実は、こないな複雑なタイプが現代人には意外と多いのものなんや。
食生活の乱れ、不規則な生活、仕事や人間関係でのストレスやらなんやら…、不自然でアンバランスな生活習慣が身体機能を弱めとるのや。
オノレの体質のタイプがわかりたんやら、その偏りをなくすため次のことに気ぃつけたってや~
【熱】
からだに熱がこもらせる、辛いもの、アルコール、油っこい物を控える。
逆に熱を取る、生野菜や野菜ジュース、青汁はおすすめ。
【寒】
からだを冷やす、冷たいものや生ものの取り過ぎに注意。
適度な運動で血液を全身にめぐらせる。
運動する時間がない人は、お風呂だけはしっかり入る。
【燥】
からだを滋養する黒い食品をようけ取る。例えば黒ゴマ、黒豆、レーズン、プルーンやらなんやら。
このタイプは、厳しい菜食は向きまへん。動物性の食品も適度に必要や。
【湿】
水をたくはん飲む健康法は合いまへん。このタイプは、水分の取り過ぎに注意。一日いっぺんは汗をかくように、運動やストレッチをする。
でけへんときはお風呂に入って汗をしぼり出しなはれ。
【昇】
気持ちを静めるために、ヨーガや呼吸法を日課にしまひょ。
気を下げるために、足つぼ、青竹踏みやらなんやら、足の刺激も効果的や。
【降】
朝の散歩や気功でからだを目覚めさせるのを日課にしまひょ。
イメージトレーニングもおすすめや。
【実】
滞っとるエネルギーを発散させるために運動しまひょ。
運動する時間がないときは、お風呂で汗をかくように。
食べ過ぎたときは、プチ断食もおすすめや。
【虚】
エネルギーをしっかり補充するために、よく噛んで食べまひょ。呼吸法やお腹のマッサージも効果的や。睡眠は特に大事や。しっかり寝て、疲れを次の日に残さないようにしまひょ。
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